コロナ戦争勝利法(呼吸器内科専門医より)

半生を呼吸器内科医として歩んだ元大学病院長が、大敵コロナ鎮圧の才略を追います

2020-07-03から1日間の記事一覧

45 悩むコロナ戦士(医療従事者たち)④

非常勤で伺っている病院では、重症患者さんが減った現在、コロナ戦士の医療従事者は皆疲れ切っている(燃えつき症候群)ようで、心の健康を損なっています。 緊張の糸が緩み、無気力状態に陥っていて、看護師さんの眼差しは虚ろになっていました。 一般的に…

44 悩むコロナ戦士(医療従事者たち)③

コロナ感染は経済危機を誘発していると同時に、医療機関の経営に深刻な影響を与えていると考えられます。 患者さんは、院内感染への警戒から外来受診を控え、私が非常勤で伺っているクリニックも閑古鳥が鳴き、手術一部休み、検診も中断した状況で、民間病院…

43 悩むコロナ戦士(医療従事者たち)②

私が関与していた介護現場は、緊急事態宣言がでても、必ず出勤して仕事をし続けてきたのですが、介護職の方々が働いている超高齢社会の介護施設の現場は、すでに以前から人材不足にあえいでいました。 ただでさえギリギリの状況に、この新型コロナウイルスで…

42 悩むコロナ戦士(医療従事者たち)①

6月2日の公表では、医療関係の感染者数が1590名を占め、そのうち約6割が看護職(看護師、看護助手)で占めていました。 看護職は、患者さんと受診から退院まで多くの過程で接触するため、感染者が増えているとの懸念に加え、本邦では看護教育において、感…