コロナ戦争勝利法(呼吸器内科専門医より)

半生を呼吸器内科医として歩んだ元大学病院長が、大敵コロナ鎮圧の才略を追います

14  医療従事者は戦場で疲弊

 日本は今、医療崩壊の寸前で止まっていると言われていますが、新型コロナウイルスの中心地となった欧州では、医療従事者にも感染が広がり、多くの死者を出しています。

 

 患者数が受け入れ可能な人数を完全に超えています。病院では人工呼吸器が不足しており、感染防具が不足して、ガウンの代わりにゴミ袋をかぶったり、手作りのフェイスシールドを付けたりしている画像をみると心まで疲弊してしまいます。

 

 かつての留学先サンターントワーヌ病院の同僚に連絡したところ、La Saturation(崩壊)であり、(感じたことのない恐怖の日々)を送っている、と語っていました。かつての戦友が燃え尽きない事を祈るばかりであります。