15 介護崩壊は始まるのか?
新型コロナウイルスの感染を防ぐため、通所型を中心に全国で900以上の施設で介護事業所が休業しています。通所型が休業しますと家族の負担は急激に増えてしまいます。
特に東京・大阪等は家族の事を考えて、介護施設を休業要請の対象には含めていません。しかし愛知、福岡などで介護施設での集団感染が相次いでいます。おそらく介護施設での感染対策は医師、看護師の指導体制が不十分であるため、施設内感染が発生してしまうのでしょうか?
また通所、入所の施設経営は小規模が多く、利用者の減少や感染対策予防の支出増により経営に影響をあたえているのが現状のようです。このデフレスパイラルが、日本でも介護崩壊が始まってくると思われます。
フランスの新型コロナウイルスの死者は2万6千人強(5月8日現在)の内、高齢者施設での死亡者がその4割を占めていると言われています。
日本は、高齢者が重症化するため、高齢者感染者を早めに見つけて診断しなければなりません。そして、早く隔離・治療するべきと思われます。