コロナ戦争勝利法(呼吸器内科専門医より)

半生を呼吸器内科医として歩んだ元大学病院長が、大敵コロナ鎮圧の才略を追います

23 コロナ後の社会(2) 大学教育はオンライン授業に

 信州大学パリ大学防衛医大東京医大において医学教育に従事したとき、いつも教官として反応があって充実した教育ができたのは、臨床実習教育にて、聴診器の診察法等、理学的所見の取り方を教えている時でした、学生も医者の卵として目を輝かせて参加してくれました。

 それに比較して座学の講義形式は教官が上目視線で知識を教えるわけですから、学生を居眠り、内職等々しないように引き付けるため様々な工夫をしてみましたが、至難の業でありました。

 

 昨今、インターネットがもたらした変革により、多くの海外の大学がオンライン授業が行われていたようであります。我が国は新型コロナウイルスの影響により、四月からの新学期から緊急事態宣言で学生は登校出来なく、急遽オンライン授業を導入するなどの慌てようです。

 毎年同じノートを読み上げ、厳しい試験を出し進級させなかった坊ちゃん「赤シャツ」タイプは、皆が見られるSNS上では、教育界では生きられなくなる時代となりました。

 

 コロナ後、大学も構造改革の比類ないチャンスと思われます。