コロナ戦争勝利法(呼吸器内科専門医より)

半生を呼吸器内科医として歩んだ元大学病院長が、大敵コロナ鎮圧の才略を追います

32 コロナ後の医学教育は?

 私が15年前大学医学部呼吸器内科学主任教授の時行った臨床講義は、今のコロナ社会では考えられない過去の遺物であります。

 呼吸器内科に入院されている肺炎の患者さんを階段教室にお連れして、聴診器を学生に聴かせて診断させます。スピーカーで拡大された聴診器の音を、50人近い学生が階段教室で聴く座学兼実習教育でありますが、今は3密禁止の時代ですから、階段教室は撤廃と考えられ、電子講義となると想像いたします。

 

 医学部も電子書籍図書館、遠隔診療講座等にかわり、AI及びロボット等を駆使した新社会(科学技術政策ソシエテー5.0)の様な、未来型電子医学部が出現するのではないかと想像いたします。