コロナ戦争勝利法(呼吸器内科専門医より)

半生を呼吸器内科医として歩んだ元大学病院長が、大敵コロナ鎮圧の才略を追います

37 「8050親子」とコロナ

 80歳代の高齢の親と50歳代の中年の子供が同居する2人家族(8050親子)の家庭は、介護・訪問看護・通所リハビリ等でよく見かけますが、コロナ戦争がはじまり、50歳代のお子様の方が仕事に就けなくなり、80歳代の親も施設に来なくなってしまいます。その結果、親子で引きこもり、社会とのつながりが薄れるケースが増えてくるように思います。
 そのため、「8050孤立死」が増えてくるのではないかと、懸念されます。このことは、コロナによる社会・経済に対する影響の1つであります。

 

 したがって、8050高齢者親子の就労支援は当然ですが、コロナによる自粛で、人と会う機会が減り、孤独を感じてコロナうつ状態になってしまうでしょうから、行政は感染対策ばかりでなく、相談員を増やし、心のケアー、個別指導・支援、明るい会話こそが、8050高齢者親子を救ってくれると思います。