コロナ戦争勝利法(呼吸器内科専門医より)

半生を呼吸器内科医として歩んだ元大学病院長が、大敵コロナ鎮圧の才略を追います

41 秋冬コロナとインフル流行期に向け、還暦を過ぎたら肺炎球菌とインフルエンザワクチン接種をお勧め

 私は先週、3年前に接種した肺炎球菌ワクチンを再び自費で行いました。肺炎球菌ワクチンそのものはコロナワクチンには効果なくも、重症化の予防措置となります。
 新型コロナウイルスに感染する可能性はどなたでも持っていて、医療従事者は当然確率が高いと思います。

 

 慢性呼吸器病、喫煙、糖尿病、肥満など基礎疾患にり患しているコロナのハイリスク年齢層は、インフルエンザ流行前に、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンを接種し、重症化の回避を心掛けるべきです。

 

 第4話(治療薬はサイトカインストームを抑制する物質か?)、第19話(なぜコロナは重症化するの?)でも詳しく書いていますが、免疫が暴走(サイトカインストーム)して重症化しないよう、インフルエンザや細菌性肺炎を合併しないように、コロナの嵐(ストーム)が来ないように「予防」が必要と思います。