コロナ戦争勝利法(呼吸器内科専門医より)

半生を呼吸器内科医として歩んだ元大学病院長が、大敵コロナ鎮圧の才略を追います

47 空気感染には3密を離れ脱都会

 この数か月、仕事で東京と長岡を週1往復していました。第38話(対コロナは常在戦場(山本五十六)で戦いましょう)にも記載しましたが、(五十六の家郷)長岡に到着するたびにフレッシュな空気を胸一杯吸って、生命を実感しています。

 

 コロナ感染は100年に1度の大流行パンデミックであります。世界経済への影響も、大恐慌以来である事を考えれば、東京一極集中が感染症に弱いことが周知されたと思われます。

 

 これからは、一極集中のシナリオである五輪、万博、リニア-など、昭和の夢として位置づけられたことは忘れて、歴史的転機に備えなければなりません。

 

 新型コロナウイルスは、飛沫感染接触感染以上に怖い空気感染をともないますから、都会の3密を避けるべきです。と同時に、脆弱な医療体制、偏在する医師等地方都市など多くの課題に取り組まねばなりません。

 

 今後はコロナ感染が、人々の生活まで大きく変えていくと思われます。