コロナ戦争勝利法(呼吸器内科専門医より)

半生を呼吸器内科医として歩んだ元大学病院長が、大敵コロナ鎮圧の才略を追います

12 医療崩壊(3):眼科、耳鼻科、美容形成医等 専門内科医師以外に発熱外来医可能か?

 近親者が眼科医で非常勤医師にもかかわらず、「発熱外来の依頼があったがどうしたらよいか?」の相談がありました。「たとえ研修医時代感染対策の勉強しているからといっても新型コロナ対策は従来型でなく、化学ガス戦争並みゆえ、発熱外来は単なる情熱や使命感だけでは乗り切れないです。よく検討するように。」と返事いたしました。

 

 日本国がコロナ戦争に苦戦してますのは、専門医(呼吸器内科、感染症、救命救急)が不足しているからである、と推測いたします。先日日本医師会の幹部に直訴して、PCR検査を保健所経由だけでなく都道府県の医師会に設置して欲しいと訴えました。その際、日本医師会は今になって医師不足であり大変困っているとのことでした。日本医師会もコロナ・複合災害に対応できる医師不足を認識したようです。

 

 医師会は今まで医師数を増やすことを常に抵抗してまいりましたが、専門医不足・医師不足にやっと気がついたようです。この図は、先進国の中では少ない日本の医師数の表ですが、日本は医師不足による医療崩壊への道をひたすら走っています。

 

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