コロナ戦争勝利法(呼吸器内科専門医より)

半生を呼吸器内科医として歩んだ元大学病院長が、大敵コロナ鎮圧の才略を追います

13 医療崩壊(4):医療従事者はいつまで耐えられるか?

 1ヶ月前、非常勤医師として週一呼吸器内科外来を担当している病院の看護師さんに新型コロナウイルスクラスターが発生しました。ただちに外来閉鎖、新規入院者なし、手術中止などの処置がとられ1か月近くになりますが、再開目処は立っていないようであります。

 

 後輩の医師や看護職員さんから漏れ聞くところによりますと、十分な感染防具も足りず、家族が言われのない差別を受け、苦しんでいます。いつまで耐えられるか?と辛そうに語っていました。

 

 病院は400床であるが、約200床のみ稼働していまして、新患、救急患者さん、手術患者さんお断りでは、医療収入が激減し、キャッシュフローが回らなく医療経済の崩壊、病院倒産の憂き目をみるかもしれません。

 

 今日、医療従事者は、情熱や使命感だけでは、乗り切れなく、医療従事者の退職希望者が後を絶たないと聞いています。