2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
常在戦場とは「常に戦場にあり」の意味で、太平洋戦争時における連合艦隊司令長官 山本五十六の言葉であり、長岡出身の山本五十六の信条であります。 私はこの4月1日より緊急宣言中、約3か月間、仕事で東京と長岡を(医師免許コピーを携えながら)週1往復し…
80歳代の高齢の親と50歳代の中年の子供が同居する2人家族(8050親子)の家庭は、介護・訪問看護・通所リハビリ等でよく見かけますが、コロナ戦争がはじまり、50歳代のお子様の方が仕事に就けなくなり、80歳代の親も施設に来なくなってしまいま…
かつて大学病院の呼吸器内科主任教授をしていた故、臨床の医局には、(1)医学博士が欲しい大学院生の無給医、(2)専門医が欲しくもポジションがなく医局に所属する無給医などが存在します。 彼らはコロナ戦争が始まると大学病院の戦士として学徒出陣のように駆…
今日、河野防衛大臣が陸上配備型の弾道ミサイル迎撃システム(イージス・アシュアー)の秋田、山口両県配備計画を停止すると表明いたしました。 かつて私は防衛医科大学に12年間勤務しており、防衛費の無駄使いを沢山見てきたので、極超音速ミサイルの登場…
今、私はマスクフェチであります。看護師さんから頂いた「ワインが飲めるチャック付マスク」「ハート型手作りマスク」「友人Drから贈られたダチョウの卵液マスク」「銅繊維製マスク」等、私の宝物です。 さて、夏になり電車内でマスクを外している人を見か…
先の戦争の日本は(我が国の戦いは全て成功し、皇軍大勝利)の前提で作戦がねられ、「作戦が失敗した場合、被害を最小化するのはどうしたらよいか?」というタイプの参謀は嫌われていたそうであります。 かつて東京医科大学在職中、防衛医科大学にて危機管理…
私が15年前大学医学部呼吸器内科学主任教授の時行った臨床講義は、今のコロナ社会では考えられない過去の遺物であります。 呼吸器内科に入院されている肺炎の患者さんを階段教室にお連れして、聴診器を学生に聴かせて診断させます。スピーカーで拡大された…
教え子の呼吸器内科専門医が疲労で休んだ時は、発熱外来に私(老兵)が完全武装で登場です。 午前で5人を診察し、都内の感染者が減ったと実感しました。何と言ってもうれしかったのは、マスク美人の看護師さんに笑顔がやっと戻ったからです。日々ウイルスの…
コロナウイルスに効果ありと言われている既存薬の中では、承認された「レムデシビル」と「アビガン」と並んで気管支喘息のお薬「シクレソニド(オルベスコ)」が、初期には効果があると思われています。 本ブログ第4話にも記載しましたが、気管支喘息を含む免…
先日出張先にて、睡眠無呼吸症候群および禁煙外来が早く終了したゆえ、完全武装してコロナ患者さんを診察する予定でありましたが、教え子の医師が「先生は年齢ハイリスクですし、常勤でないゆえカルテ回診のみにしてください」と言われました。 最初は「僕を…
インターネットがもたらした変革は従来の「やり方」を見直すDXという、トレンドに社会・大学が変わらなければなりません。DXはインターネットの技術のことを指しているのではなく、進んだ情報通信技術を活かし、私たちの社会・生活・社会構造などを全て見直…
かつての看護大学の教え子ナースからお電話を頂きました。「やっとコロナ病棟から開放され生還しました。」と涙ぐんでよろこんでいました。 2ヶ月前は外来ナースでありましたが、優秀故、コロナ病棟に急遽配属となり、家族にも逢わずに奉仕の精神で頑張った…
コロナによる医療崩壊は、長年続いて来た医療費抑制政策が要因ともいわれています。そのため高額医療機器や医療資材の備蓄が出来なく、医療従事者は感染の危機にさらされ、患者さんの受け入れ態勢ができないまま一般病棟に受け入れたため、院内感染が発生し…